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｢昨日の世界史の授業でな。お前のプリントのこの四文字がどうしても読めないんだ。予想してみようと思ったんだが、どうにも証拠が足りない。その時にちょうどお前がきたんだ。ここ、一体何て書いたんだ？｣
これが推理小説なのだとしたら、これ以上ないほど滑稽な終わり方だろう。
結局謎を解けず、最後は犯人に種明かしをさせようとしているのだから。
それを恥ずかしいこととは思わない。
だって俺はただの教師なのだから。
｢え、えっと、それはその･････｣
普段活発な水野らしからぬモジモジとした動き。
一体何を書けば、そんな反応になるのか。
さて、どんな答えが返ってくる？
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