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それを見送る。それから恨みの念を込めて言う。
「大輔。お前いつまで笑ってるつもりだ?」
「いや、だってこんなことだろうとは予想してたけど、こんな展開になるとは思わないじゃん」
そう言って、さらに腹を押さえて踞る。
それもそうだ。いくら推理出来ていたとしても、まさか本人がやってきて、職員室で堂々と告白してくるなど思いもよるまい。
だがしかし。
「・・・・・今、お前との友情に亀裂が走った気がする」
「ご、ごめん。でも面白すぎて・・・・・・」
俺は一息吐く。全く、無駄な時間を過ごしたものだ。背もたれによたれかかる。
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