気温30度までの暫時

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それを見送る。それから恨みの念を込めて言う。 「大輔。お前いつまで笑ってるつもりだ?」 「いや、だってこんなことだろうとは予想してたけど、こんな展開になるとは思わないじゃん」 そう言って、さらに腹を押さえて踞る。 それもそうだ。いくら推理出来ていたとしても、まさか本人がやってきて、職員室で堂々と告白してくるなど思いもよるまい。 だがしかし。 「・・・・・今、お前との友情に亀裂が走った気がする」 「ご、ごめん。でも面白すぎて・・・・・・」 俺は一息吐く。全く、無駄な時間を過ごしたものだ。背もたれによたれかかる。
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