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明るい栗色をしたセミショート。長身ではあるが体つきは細い。女と見間違えそうな奴だ。
大輔は男のわりには大きな瞳を見開き、その文にまた眼を通した。
｢いや、そうとも見えるよ。あ、でも文字は四文字か。君の名前は三文字だし。でも少なくとも、好まれているのは間違いないね。若い子をたぶらかそうとは、君も悪だねぇ。名前は･････へぇ!!水野香澄ちゃんか。君のクラスの!!｣
どういう訳か、感嘆の言葉が発せられた。
いや、感嘆とは言いがたいな。何だか嘲笑のような、妙な含みを感じる。
｢あまり勉学に興味のない子だと思っていたよ。僕の授業じゃ、大抵はコッソリ寝てるか携帯をいじるか。この子にここまで言わせるだなんて、教師として天賦の才ってやつがあるんじゃないか？やるねぇ｣
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