707人が本棚に入れています
本棚に追加
「最近はやけに忙しくて……」
後ろから抱きしめてそっと耳元で囁くと、眉間に寄っていたシワが緩む。
俺のそばでリラックスしてくれるのは嬉しいが、どれだけ気を張って仕事をしていたんだ。
今更ながら心配になる。
「夕飯の準備はいいから風呂に入っておいで。なんなら一緒に入るか?」
「ひ、1人で入れます」
真っ赤な顔をして逃げようとするめぐみを更に強く抱き寄せ、首筋にまた1つ赤い華を咲かせた。
「……ン……」
「そんな顔他の男の前でするなよ」
「しません」
力いっぱい俺の腕を振りほどいてバスルームに駆け込んでいった。
相変わらず可愛いな。
.
最初のコメントを投稿しよう!