嵐の予感

6/17
前へ
/38ページ
次へ
   * * * * * * お風呂から上がると美味しそうな匂いが広がっていて、キッチンでは誠さんが私のエプロンをつけている。 驚いているとみるみるうちにテーブルに料理が並べられていく。 誠さんってお料理できるんだ。 私が作るより美味しそう。 正直誠さんがこんなにお料理が出来るなんて思わなかった。 出来る男は何でも出来るのか……、神様は意地悪だな……。 「そんなところに突っ立ってないで、座ったらどうだ。めぐみの料理ほどではないが……」 「はい、美味しそう」 唐揚げになるはずだった鶏肉は、ジューシーなチキンソテーになってはいたが、とても美味しく頂いた。 「片付けは私がしますから、ゆっくりしてて下さい」 .
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

707人が本棚に入れています
本棚に追加