嵐の予感

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広げてみると、それは腕は全て露になって入るものの、胸元どころか首まで覆われたシンプルなドレスだった。 大胆なドレスが好みだと思っていたのに、意外と露出の少ないデザインに少しつまらなさを感じつつ、リビングで待つ誠さんの元に戻る。 鏡で見た感じではまぁまぁ似合っていると思うんだけど。 誠さんの反応が気になる。 「どうかな?」 「似合ってるよ」 かなり満足そうに微笑んでくれた。 「もっと大胆なデザインかと思ったけど……」 「他の男に肌を見せたいのか? それとも、キスマークを見せびらかしたいとか?」 赤くなる私を抱き寄せ、首筋の布をずらしまた新たに赤い華を咲かせる。 .
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