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男2「でもさ、いくら保護したって人と話さなければ社会に出たときにうまくいかないだろ?」
男1「それに関しては政府はネットで他人と交流出来て、尚且つ週に一度政府の派遣した者が家に訪ねて一時間くらい会話をするらしい、それで政府は問題ないと思ってる」
男2「問題ない訳無いだろ、そんなのいざ知らない人と面と向かって話すとき役に立つわけない」
男1「そんなの誰もが解っている。ただ今の政府が十代の頃ネットに夢中だった奴らばかりなんだ。多分政府からしたら対面して話すことの意味さえ理解しがたいのかもしれない」
男2「それは…やっぱりおかしいだろ」
男1「政府の過剰とも取れる青少年を保護したい気持ちはよく解らないが、俺から言わせてみれば子供に危害を加えるのは大人ではなく、同じ子供なんだけどな」
男2「それはどういう意味だ」
男1「そのまんまの意味さ、子供ってのは見た目は純情に純粋に見えるだろ?でも中身は真っ直ぐな黒さ。悪意の無い残酷さを持っている。だから平気で自分より下の奴を痛め付ける」
男2「でもそんな話あんまり聞かないが」
男1「そりゃ大体が子供同士のじゃれあいとして処理されるからだ。大体ドラマみたいにいじめられている奴の心情や雰囲気が表現されている訳じゃない、誰もそんなこと解らない」
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