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２ #2
さっきまでの心配していた顔は何処に行ったのか…由真ちゃんの顔はもう小悪魔に変わっていた。
｢いい男捕まえてきます！
今度琉依先輩も行きましょう！そうすれば、先輩だってちょっとはときめいたりしますよ｣
｢こんなおばさんなんか、誰も欲しがらないって。
欲しがる人間がいるからこそときめくものなのに…｣
当たり前のことを当たり前のように言うことは結構哀しいし虚しいもの。
｢先輩っ！
なんでそう悲観的なんですか…。
もっと人生楽しまなくちゃってヤバっ！
じゃあ、お疲れ様です！｣
風のように去って行った由真ちゃんと取り残された私。
…それと、行方不明の携帯。
どこで紛失したの。
｢………メール｣
そ、そうだっ！
朝比奈からメール見ろって言われてたんだった。
急いで電子メールアイコンをクリックした。
｢早く立ち上がって｣
もしかしたら、朝比奈のメールに何か書いてたりしてないかという淡い期待が膨らんでくる。
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