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「あ…さひな…のいえ?」 まさかこんな朝比奈の口からこんな言葉が出てくるなんて…予想外だ。 そうしていると、横からマスターが朝比奈の頼んだコーヒーを運んできた。 私達の奇妙な会話を理解しているのだろうか? マスターは分かっていてもきっと口には出さない人だから別に良いんだけど。 マスターがカウンターに戻ったのを確認して「本気で言ってるの?」 「ああ。別にいいだろ? だって毎日、三春の家っていうのも悪いし」 コーヒーにミルクを入れながら淡々と会話を進行する。 「まあ、そりゃあ助かるけど」 「じゃあ、決まりだな。 夕方6時30分にここの前で」
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