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偶々、コピーを取りに来た由真ちゃんに声を掛けたから由真ちゃんは自分のデスクまで携帯を取りに行ってくれた。
申し訳無い…。
「ごめん」とお詫びを言いながら前の写真を見た。
「やっぱり…」
「え?」
「ううん、なんでもない。
やっぱりカッコイい人だと思っちゃって…つい」
私の勘は間違ってなかった。
あの人は課長の弟。
「そうですよね!
私なんて最近になってなんで連絡先教えて貰わなかったのかって後悔してるんです」
「でも、由真ちゃんは素敵な彼氏がいるでしょ?」
「はいっ」と頬を赤く染めた。
そういうところまで可愛いんだから。
と、こっちまで頬が緩む。
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