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まだまだ人がいるお昼過ぎに由真ちゃんの怒声が響き渡った。
由真ちゃんは恥ずかしくなったのかさっきとは違う意味で頬を赤く染めた。
「せっー……ん…」
「……大丈夫」
横の露口さんは笑うのを堪えているし他の人たちは見ぬ振りをしてくれてる。
正直言って、恥ずかしいのは由真ちゃんじゃなくてこんなことを後輩に叱られている私の方なんだけど。
「……27歳かぁ」
最近全く…ではないけど、そろそろヤバいなぁと思う年齢に達してしまった。
それを指摘されてしまう程、恋愛に無関心だったなんて…。
「由真ちゃん?」
「す、スミマセン!先輩!
私、仕事に戻ります」
「ああ……う、うん」
というか私が誘ったから由真ちゃんが謝らなくても…と言いかけたけど、言えない程早足で由真ちゃんはコピー機のある部屋に行ってしまった。
右側から注がれる視線を無視してパソコンを睨めた。
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