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「何よ…」 付箋をグチャグチャに丸めてパソコンの画面に叩きつけた。 はあ…。 結局は、セフレっていう関係なんだからこんな紙切れで済ませれるんだ。 ていうか朝比奈を待っていた私がいけなかったのに…。 ちょっとでも…。 少しでも…私の側にいてくれる人がいて欲しかったのかもしれない。 不意に外を見ると、ポツリ、ポツリと小雨が降っていた。 それと同時に私の目から雫が流れ落ちた。 淡い感情と共に。
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