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「後で事務の方に連絡しておくわ。ほんと、誰なんだよな。壊したヤツ。
ちゃんと名乗り出てくれたら始末書なんて楽に書けんのに」
課長の笑顔に促されて私まで微笑んでしまう。
「事務の人たち怖いですもんね。
報告頼みます。私、事務に報告するのなんて御免です」
指でバッテンを作って意思表示。
「えー。
ここは、公平にジャンケンで決めようよ。な?」
「ジャンケンってー…課長、今何歳ですか?」
「29」
余りにも即答すぎて、言葉に詰まる。
「それなら―――……「最初はグー。ジャンケンっぽい!」
「……よっしゃー!俺の勝ち!」
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