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桂木展に出す作品。
それを一時ストップしてしまっていた。
構成などは全て決まっていてあとは描くだけだったのだけど、キャンパスに思うように描けなかった。
「今日は、ここ9時まで開けておくからレイとユウはギリギリまでしなさい。
レイは構図が決まったら僕に報告すること。
それとコウとアヤメは、用が無かったらさっさと帰るか。
庭の草むしりを頼む!」
「え。嫌です。
そんな阿呆みたいな条件呑めません。な?新城」
「…うん。草むしりなんて、ていうか冬なんだから草なんてさほど伸びてないでしょ」
それもそうだ。
「それもそうだな!」
この人の考えが全く理解出来ない。
とぼけてるようで実は用意周到。
「じゃあ今日はみんなでパーッとやろう!」
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