15人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうだよ。そんなことの為にだけだよ。
本当、おふくろも電話したら良いのにさ意地張って。
やっぱ親子って似てるんだな」
「……そうなるかな」
とは言ったもののハルも光輝さんに似ている。
外見じゃなくて中身の話。
「ハルだったのか。
ようこそ!ようこそ!」
先生はハルに近づきハグをした。
鬱陶しそうにもがくハルを余所に先生は、嬉しそうに髪をクシャクシャにする。
「蒼さん、苦しいです。離して下さい」
「ははは!ハルはやっぱりコウに似てるよな。
うん、やっぱ兄弟だ」
先生は、よっぽどハルのことが気に入ってるのか笑顔を絶やさない。
「そうだ!」
やっと離したかと思うと、
「ハルも今晩のパーティーに参加させよう!」
なんて言い出すし。
困ったもんだ。
最初のコメントを投稿しよう!