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「一応、これ参考になるか判んないけど企画書」 「ありがとうございます」 課長に渡された資料をマジマジと眺めた。 「三春さ、朝比奈のこと好きなの?」 唐突過ぎる課長の発言に私は座っていたイスから転げ落ちてしまいそうになった。 口をパクパクさせて、課長を見上げた。 「な、何言ってるんですか!? そんな筈ありません!」 「落ち着いて。落ち着いて」 苦笑する課長。 「じゃあ、好きな人はいるの?」 好きな人か…。
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