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笑うと白い歯が見える。
これがあの花本蒼だなんて誰も想像出来ないだろう。
程よくついた筋肉がＹシャツから透けて見える。
｢レイ。見てよ。コレ！
今描いてる途中なんだけどさ。
ある人にプレゼントしようと思ってさ｣
先生がプレゼントしたい人なんて一人しかいないじゃないか。
なのに何でこうやってこの人の前で言うんだよ。
｢……奥さんですか？｣
｢そ。やっぱ良く分かってるね。
レイは！僕の愛しのフィアンセに捧げるんだ｣
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