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「僕、みんなに迷惑掛けた」
「……」
「みんなを傷付けた」
「……」
「そして裏切った」
そして「これが代償だ」
先生はパジャマをまくし立てて生々しい傷を露わにした。
何針も縫われた痛々しい痕。
目を一瞬背けてしまった。
「……これで済んだだけでまだ善かったよ。
殺されても良かったんだ。僕なんて……彩愛にはそれくらい最低なことをした」
「……」
「あれ…彩愛の……子供のこともう知ってるんだろ?」
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