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「だけどその内…彩愛がおかしくなっていた。
多分、その頃は怜のことよりもこういう自分を赦せない自分っていうのがいて精神が滅入り始めたんだと思う。
そして僕が刺された日。
彩愛が妊娠したと言ってきた。
嬉しそうにお腹をさすってたよ。
その瞬間感じた。
僕は大変な間違いを禁忌を犯したんだと。
だから言ったんだ『全部怜に話す』って。
そしたら暴れて…感情的に癇癪を起こした彩愛は僕の脇腹を手元にあった包丁で刺した」
怜は、何も悪くないと付け加えて先生は涙を零した。
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