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陽輝の視線が写真の中の誰かにいっていた。
「あの人って?」
「この人。黒髪のロングの。
キツめの猫目の」
冗談だろ…
なんで、三春が陽輝となんかに会ったりしてるんだ?
「ああ」
平常心を装って頷いた。
「名前、なんていうの?」
「三春」
「兄さんの部下?」
「ああ」
「ふーん。仲良いの?」
「仲良いかって訊かれても、普通だよ、普通。
上司と部下の間柄だからそれ相応の」
陽輝は、俺が説明してる間も写真を食い入って見つめていた。
「今日さ、この人にあったんだよね。会社のコンビニで」
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