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朝比奈は初めて会った時目が鋭い印象だった。 それに不釣り合いなフアフアとした外見が私にはおかしくてしょうがなかった。 実際に話したことも少ないし、近付きたいたいとも思っていなかった私は、朝比奈はいつしか嫌いとあうカテゴリーに分類されていた。 けど、それがいつしか私と彼だけに作っていたボックスだったことに気付き始めた。 その箱が開いた時にはもう自分の気持ちに制御なんか出来るはずがなかった。 もうどうしようもなく好きなんだって思うの。 どうせこんな感情なんか一時的なもので、すぐに消えてしまうのかもしれない。 けど、私は、この気持ちが期限付きなくらい分かってる。 気持ちが変化するのは当たり前でそんなの自然の摂理。 それでも、今、この気持ちが一番幸せでこんなにも朝比奈が好きなんだなって自覚させられる。 「朝比奈…」
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