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誰よりも信頼できる女性。
「そうだ。何かあったらどうする?」
「何もありませんよ」
この過保護なご主人様に最近特にうんざり気味の私。
「私は大丈夫です。しおりさんがあんまり家事をさせてくれないからつまらなくて……」
だけど誠さんはそんな私から篭を取り上げ、ベランダまで運ぶとしおりさんに任せて戻ってきた。
そして私の手を引いて寝室へ。
「めぐみ、心配させないでくれよ。あんまり重いもの持っちゃいけないって言われてるだろ?」
そっと背中から抱き締めて耳元で囁く。
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