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外に出ると辺りは、赤みを帯びていた。
近くの原っぱに行き、朱に近い陽を眺めながら、草はらに寝転ぶ。
「あー、疲れたー」
…一日中動いてたもんなー。
今日は、色々ありすぎてもう、くったくただー!
「はぁー…」
両手を広げのびをすると大きく息が漏れた。
…しっかしなんて濃い一日なんだ。
……俺、これからどうなるんだろうか?
「…ん?」
どこらから賑やかな声が、子供たちの笑い声が聞こえてくる。
…元気だねぇ。
なんかあーんな無邪気に遊ぶ子供達の声を聞いてたら、考え込むのも馬鹿馬鹿しくなってきたな。
まっなるようになるか!
しばらくそこで休んでると辺りが暗くなってきた。
「みんなー!準備出来たわよー!」
威勢の良いナキの声が響いてくる。
なにやらギルドの方が騒がしくなってきた。
きっと子供達がギルドへと駆け込んで行ったんだろう。
俺もそろそろ行かないと!
「うーん…よし!」
のびをして立ち上がってるとギルドへと向かって歩き出した。
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