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『笑顔の練習のために
鏡を見る暇があったら、
受け持ちの生徒
一人一人の顔を、
必ず毎日、じっくりと見ろ』
いつも無愛想な
顔をしている春山先生が
毎朝、教室に入る前に、
心の中で呟いている言葉。
先生の教え子である
わたしは、この大切な
言葉を胸に、高校教師を
目指すと決めた。
そして、今はっきりと
見えるこの道の先にいるはずの、
わたしの教え子たちにも、
この想いを繋いで
行きたいと思っている。
ただ…。
わたしは笑顔の練習も、
ちょっとはするつもりだけれど』
卒業文集より
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