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「せ、先生っ!!」
「春には言わないんじゃなかったんですか!?」
みんなが何か言ってるけど、今の私には何も耳に入ってこない。
だって、あの先生が。いつも優しい先生が。
私の命を救ってくれた先生が。
今度はその手で、命を奪おうとしている。
そんなこと、信じられるはずがなかった。
いや、信じたくなかったの間違いなのかもしれない。
「…なんでっ!!…っなんでなの先生!?」
どうしてっ…暗殺なんて考えたんだ…!!
沸き上がる気持ちをどうにか抑えようとして、肩でハァハァと息をつく。
今は…今は、先生の話を聞かなきゃいけない。そして、その上で説得しなきゃいけない。
暗殺なんてやめるように。
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