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今はもぅ12月。 先輩は3年生。 直に卒業の時がくる。 先輩の遠くなる背中を眺めてそんな事をぼんやりと考えた ぽんっ 「わ‥‥っ!?」 突然肩を叩かれ無意識に下げてしまっていた視線を慌てて上げると いつのまに戻ってきたのか不思議そうな表情の先輩の目線とぶつかった てゆか‥‥近い‥‥っ!! 「どうした?」 「だ、大丈夫っす! それより、早くスタートしましょう!」 思わずスポ根口調になってしまった‥‥‥ 恥ずかしさも手伝って急いでスタートラインに立つ。 「じゃあ‥‥よーい、スタート」 スタートの掛け声のもと勢いよく地面を蹴った
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