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「ぜぇ‥‥っ‥、‥はあっ」
全速力で鉄橋までの土手約150mを駆けきった
少しの過呼吸に足への酸素が足りないのかがくがくと震えている
何よりも頭の中が真っ白だ
「くそぉー負けた
後もう少しで撒けたのにな」
なんて、ことを飄々と言ってのける先輩
こちらは呼吸困難気味なのに対して息を少し乱している程度のようだ
なんでだろう
‥‥‥くやしいっ
頭がまともに回らない
ただ、何故か悔しい
無性に悔しくて仕方がない‥‥っ
ガシッ
次の瞬間
私は先輩の服の裾を乱暴に掴んでいた
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