第1章 ノンストップ・ニート

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8月28日、試験当日 俺:「終わった...」 結局試験当日まで勉強しなかった俺は諦めの気持ちで試験会場へと向かった。 試験会場はとあるビルの4階の隅にある小さな部屋だった。 その部屋の真ん中に大きなボードが置かれ、部屋の右側で筆記試験、左側で面接が行われていた。 おそらくバイトであろう試験官の雑な対応に従い、俺は筆記試験に挑んだ。 俺:「1+1=4...5X8=94...はにゃ!?」 他の奴と違い、俺のペンは全く進まず、高校時代の通信簿がオール2の俺にとってこの筆記試験は無理ゲー以外の何物でもなかった。 俺:「せっかく外に出たんだし、ゲーセンでも寄って行こうかな~」 問題用紙をほとんど白紙で提出し、次に待ち受けていたのは面接だった。
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