好きだから

3/11
前へ
/151ページ
次へ
「きーよーまーさー」 「何だひろ…っ!?」 清正は思わず、飲んでいたカフェラテを吹き出しそうになった。 ソファーに寝転んでいた大夢が瞳を潤ませ、赤く染めた顔で此方を見ていたからだ。 余りにもエロい、その表情に目が離せなくなる。 昼休み。 いつものように、大夢が居座っている理科準備室で昼食を摂っていたのだが…。 「きよまさ?」 「あ、あぁ……どうした?」 もう一度名前を呼ばれ、我に返った。 立ち上がって近寄ると、大夢の顔を覗き込む。
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

196人が本棚に入れています
本棚に追加