バレンタインデー
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「千裕くん、こんにちは」 近くにあったパイプイスを引き寄せ、カウンターに座っている僕の真正面に腰を下ろす先輩。 ただのパイプイスが玉座に見えるのは、僕の気のせいだろうか。 それくらい、二階堂先輩はキラキラ光り輝いている。 初めて会った日から、もう3ヶ月は経つのに。 まだ恥ずかしくて直視することが出来ないんだ。
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