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「藤野先輩って顔もいいし、彼女とかいそうだよなー!」
…だから、あきらめろよ。
あんな人に片想いしても、お前が辛くなるだけだろ?
「いるよ。」
「は?」
「藤野先輩、恋人いる。」
何かを思い出すように、遠くの空を勝は眺めていた。
「あ…そ、そーなのか。」
かける言葉が見つからなくて、何とも言えない微妙な空気が流れた。
…え、つーか何?
こいつは好きな奴に彼女がいてもいいのか?
それを承知の上で好きでいるとか……
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