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｢はー、ここのラーメンやっぱ美味えなー！｣
ラーメンと餃子2人前を平らげて、中森は満足気に言う。
｢お嬢ちゃん、良い食べっぷりだねえ！おじさん嬉しいよ！｣
店主がカウンターの中から、ニコニコしながらそう話しかけてきた。
お嬢ちゃんって…男なんだけどな。
まあ、見た目が女だから無理もないけど。
｢また来るからサービスしてね！あ、会計はこいつが払うよ～｣
すぐ横にいる俺の腕を掴んでニコッと微笑んだ。
いや、払うけど。何なんだよ全く。
｢お熱いね～。はい、これ割引券！｣
会計し終えると、店主はラーメンの半額券をくれた。
｢おじさん、ありがと～｣
未だ俺の腕にくっついてる中森。
何だか悪い気がしないのは、うん気のせいだ。
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