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「サンキュー♪」
店を出た瞬間、くっついてた腕も離れる。
少し名残惜しいと思ったのも、うん気のせいだ。
「お前、あーゆーとこでもそのキャラなのかよ」
「そりゃ便利だからな。男は何歳になっても可愛い子に弱いんだよ」
こいつ、、、あざとすぎる。
「もう奢んねえよ」
思ったより楽しかったけど。
こいつすぐ調子乗りそうだし。
「えー、せっかく割引券もらったのに?」
「半分やるよ、ほら」
「ま、また行こーぜ。次は割り勘でいいし」
前を歩く中森はそう言い、
「お前も行きたいだろ?」
振り返った顔は満面の笑みだった。
「なっ////別にそんなことねーよ!!」
口ではそう言ったが、また来ようと本当に思った。
[完]
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