帰るべき場所

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「大夢」 「何だ?」 ハアッと一つ溜息を漏らして、清正は続けた。 「問題はすぐ解決するぞ。いいか、夜はロザリオに構ってないでベッドに入るんだ」 今 抱き締めてるチョウチンアンコウと添い寝でもすればいいじゃないか。 「むう…でも、起きてないとロザリオの生態レポートが書けないぞ」 「じゃあ、ケージにカメラでも取り付けておくんだな」 「おお!それは名案だ!」 早速、今日買いに行こうとウキウキし出す大夢。 ♪~♪♪~♪ ♪~♪♪~♪ その時、お昼休憩が終了するチャイムがなった。 「よし、じゃあ清正また放課後にな!」 「俺がついて行くのかよ」 分かりきってたことだが、面倒くさい。 まあ、惚れた弱みだなと苦笑しつつ理科室を後にした清正だった。 [完]
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