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「薬、ちゃんと効いてんの?」
「うっ……あ……き、清正……。」
「何?大夢」
運動した直後のように、鼓動が速い。
見下ろしている清正と視線が絡めば、胸の奥から溢れる気持ちに抑えが利かなくなった。
ギュッと清正の制服の裾を握り、大夢は言う。
「好きだ………、清正が、好き。チョウチンアンコウよりも愛してる………!」
それを聞いて清正は目を細め、微笑んだ。
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