第2理科室

12/14

196人が本棚に入れています
本棚に追加
/151ページ
「薬、ちゃんと効いてんの?」 「うっ……あ……き、清正……。」 「何?大夢」 運動した直後のように、鼓動が速い。 見下ろしている清正と視線が絡めば、胸の奥から溢れる気持ちに抑えが利かなくなった。 ギュッと清正の制服の裾を握り、大夢は言う。 「好きだ………、清正が、好き。チョウチンアンコウよりも愛してる………!」 それを聞いて清正は目を細め、微笑んだ。
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

196人が本棚に入れています
本棚に追加