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―30分後。
「うがぁぁぁっっ!!清正のバカヤロー!!」
薬の効果が切れて、正常に戻った大夢。
「これに懲りたら、二度と変なもの作んないことだな。」
涼しげな顔で清正は言う。
「うぐぐ……………んっ?ちょっと待て、何で清正は効かなかったんだ?」
舐めただけでも、十分 効果はあるはずだ。
作ったのが自分だからこそ知っていること。
首を捻って考えていると、清正は椅子から立ち上がった。
「そんなの、とっくの昔に惚れてるからに決まってるだろ。」
そう言い残すと、手を振って理科室から出て行った。
[完]
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