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決意、………したんだけど。
やはり流石の強豪校。
当たり前だが、死ぬほど稽古が厳しい。
毎日 先輩に怒られて、僕のガラスのハートは見るも無惨なほど粉々に。
「もう辞めようかな……。」
ボソリと呟くと、
「ん?何か言った?」
同級生の1年が反応した。
「やっ!何でもない!」
「そっかー?あ、今日お前が鍵当番だかんな!じゃあ先 帰るからよろしくー。」
早足でそいつは部室を出て行った。
周りを見ると、他の1年も大体 帰っている。
「閉めに行くか……。」
武道場に向かって米田は歩き始めた。
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