放送室のあの子

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「……そんなに気になるんなら、安藤に聞けば良いだろ。」 「は?安藤?」 いきなり出てきたクラスの奴の名前に、頭の中がクエスチョンマークで埋まる。 「あいつ放送部だから、お前の好きな声が誰か知ってるんじゃね?」 「うっそ、放送部だったの!?」 それに驚き、キリギリス。 ………じゃなくて、え?初耳なんですけど。 「俺も少し前に知ったんだけどなー。」 そう言って笑う友人に、知ってたならすぐ言えよ!と心の中でツッこんだ。
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