放送室のあの子

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やっと物理も乗り越えて、ようやく帰りのHRになった。 あー、ねむ。 担任が何か言ってるけど、全く耳に入ってこない。 いつの間にか瞼が完全に落ちて、俺は眠りの世界へ旅立っていた。 * * * ガバッ 「あれ?今、何時だ!?」 教室の時計を見れば、6時50分を指していた。 「やばっ、あと少しで下校時間じゃん!」 危ない危ない、うちの学校は特別な用事がない限り、下校時刻を過ぎても校舎に残っていたら厳しい罰を受けないといけない。 慌てて教室を出たら、放送が流れた。
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