放送室のあの子

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「えっ、良いの!?」 慌てて安藤を追いかける。 俺、絶対に振られると思ったんだけど。 そんなあっさりOKしてくれるのか? 「いいよ。」 振り返った安藤は、俺に笑顔を向けた。 「…堀口くんが、僕の声好きだって言ってたの聞いた時、嬉しかったよ。でも僕、人と話すの苦手だから、自分から話しかけれなかった。」 「まじで………?」 「うん、堀口くんのこと…ずっと前から好きなんだ。」 その言葉を聞いて、俺は思わず安藤に抱きついた。 こうして、俺たちはめでたく付き合うことになりましたとさ。 俺は毎日 安藤の声を傍で聴けて身悶えています。 [完]
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