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「清正ー!!見ろ、この子を!」
誰もいない教室で勉強していた清正に、チョウチンアンコウを突き出す。
「何だ、その気持ち悪い人形は。」
「我の嫁だ!可愛かろう?」
「……気持ち悪いと言ったのが聞こえなかったのか、お前は。」
そう言って、冷やかな視線を送ってくる。
……全く。この可愛さが分からないなんて終わってるな、清正も。
「誕生日プレゼントで貰ったのか?」
「あぁ、そうだ。」
清正の問いに答えてから、何故
奴は我の誕生日を知っているのかと思った。
教えたことなんてないのに……………まぁ、いいか。
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