第2話

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アイツと来たら、数学の教科書を見せてくれ。そして次の日には、英語のノート一枚くれだとか。はぁ、正直いってこの席嫌になってきた。 翌日の時間帯でいうと次は、国語の教科書かな? そして翌日の時間帯でナイスタイミングと言わんばかりに、隣のアイツは俺に聞いてきた。 そして今日は勇気を出して、アイツにツッコムつもりだった。 「なぁ、教科書ぐらい持ってこいよ。」 「ん?悪かってんなぁ、すまんな。ってか名前で呼んでくれたらえぇのに。 俺、古野浩志って言うねん。呼び捨てでもえぇし、浩ちゃんでもえぇよ。宜しくな。」 そう言い放った彼は、どこか関西弁交じりのアホな奴だった。 と言うより、正直なところ背が高いからちょっと恐かったからなんて言え無かった。 それからは…
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