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きちんと教科書、ノートを揃えて授業に出席していた。たまにだけど、隣は相変わらず教科書を忘れてきて見せる羽目になったり、居眠りをしたりしていた。
夢から中々目を覚まさない隣にさすがにヤバイだろうと思いデコピンをしてやったらいきなり「はい、すんません」なんて言い、教室がふと笑い声で騒がしくなった。
社会の怖い先生に怒鳴られていた。
時間が経つにつれ、仲良くなり凸凹コンビなんて言われ周りには弄られなんだかんだ言って毎日過ごしていた。
ある日浩志と初めてカラオケに遊びに行った時、浩志の歌声を初めて聴いた俺は目を丸くした。
何故なら、歌が上手くて開いた口が塞がらなかったからである。まさに俺は唖然としていた。
浩志は天才なんだと実感した。
いつもなら、チャラくおとぼけな感じでは想像がつかないぐらい。
だから、帰りに事務所のstudioに連れて歌いながら簡単な振り付けを教えたら良い感じに飲み込むのが早かった。
浩志とならやれる!!!
そう思い、一緒にレッスンを始めたのである。
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