人類諸君!!

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『第1波、着弾まで30秒…』 地球の文明レベルから言って、ミサイルの射程は高度20km付近で着弾。 そうなる前に回避しなければ、地球でのバカンスは楽しめそうにない。 「話が違う…こんなツアー頼んだ覚えないわよっ!コール!!」 『どちらへ通信致しますか?』 「あたしの相棒よっ!ミサイル全て、きっちり内祝いで返してあげるからっ!」 少女がそう叫ぶと、すぐさまダイヤル音が流れた。 ツーコル、スリーコール……。 「ったく早く出なさいって…」 繋がらないコールに再びイライラが募る。 『もしもし…』 「あんた今なにやってんのよっ!こっちはマジで蜂の巣五秒前だっていうのに!!と・に・か・く…着いたら、まずあんたから絶滅せてあげーー」 話し終える間もなく、一方的に通話が遮断されてしまった。 「いい度胸ね…いいわ、受けてたつわよ」 少女は操作パネルを両手で強く叩いた。 そして盛大な歓迎は、大きな衝撃と共に幕を開く。
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