ぜろ

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むかしむかし、そのむかし そこには、いつできたのかわからない不思議な建物がありました まだ人がウホウホいっているころは、本能が働いたのか誰もちかづきませんでした この世界で言う、中世ぐらいからその建物は注目されました 何人もの人があそこの中に入りましたが、戻って来たものはいませんでした 気味が悪くなって、王様はこの世界で言う大工さん達に命じました 「あの建物を壊したら、金を沢山やろう。」 大工さん達は大喜び すぐに、仕事にかかろうとしました しかし、斧は刃が欠け、その欠けた刃は大工さん達を貫いて殺してしまいました 次に、大工さん達は爆弾を設置しました そして、点火し、シュルルルルルドッカ~ン!という音共に、大工さん達の周りを正方形の結界にに囲んで爆発させ、全員殺してしまいました 恐くなった王様は、大砲を撃ち込みました しかし、これまた正方形の結界に阻まれてしまいました そして、王様は急に倒れ死んでしまいました それからアメリカができるまで、企業が周りに工場を建てようとしましたが、皆倒産か、社長が王様のように死んでしまいました そして、騎士団が派遣されました。 その数、なんと3000人(そのうち50人は調査団)! 当時の人が、どれほどあの建物を恐がっていたかがわかります 騎士団が建物の中に入ると、急に正方形の結界を囲むように嵐が吹き荒れました その嵐は3日間続きました 建物の近くに行くと、調査団の日本人二人とイギリス人三人が倒れていました 中はどうだった?と聞くと日本人の一人が、 「あれは我が国でいう鬼だ・・・」と、連呼するばかり もう一人の日本人に聞くと、 「俺たち以外はあの建物に閉じ込められた。 この3日間は彼らの叫び声を聞きながら過ごした。 彼らの叫び声が止むと同時に、入り口が開き、嵐も止んだ。」 三人のイギリス人も同じことを言いました。 それから、この建物は鬼屋敷と呼ばれるようになりました。 この世界の日本で言う平成には、鬼屋敷には覇王鬼眼の能力が手に入れられる何かがある、と言われました その能力を酒呑童子(鬼)どろんべ~、略しておにべ~と呼ばれるようになりました その噂を聞きつけ、各国は軍を派遣しました そして、おにべ~の能力を手に入れるために冒険者と呼ばれる者も出現しました 当然、日本にも冒険者はいます これは、おにべ~となった青年の物語・・・
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