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自分の親友の姉でもある作家・時雨怜叶の新刊発行を担当する編集者・永澤由美。
彼女との出会いを機に、俺は中断していた“雨の後には虹が出る”の読書を再開した。
ここ最近、クリスマスに向けて仕事が忙しかったのだ。
早朝から深夜まで仕事。
デザイン画の作成と彫金の繰り返しで、肩と首が凝りパンパンに張っている。
それでも俺は、家に帰れば寝る間も惜しんでこの本を読み耽っていた。
名前を耳にした事で思い出した、読みかけのままになっていた時雨怜叶の遺作を・・・。
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