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歩く影が少しだけ
離れていく気がした
振り返れば君は
ほら またその目をしてる
何気ない仕草で
ふわり浮き立つ心も
見透かされるようで
最後は何も言えなくなる
愛しさとためらいが
風の中に揺れる
できるなら何もかも捨てて
抱き寄せたい
いつの間にか君は
おぼろげに照らされて
そのまま消えそうで
時を忘れて見つめてしまうよ
愛しさもためらいも
闇の中に溶ける
明日が来るまでは
僕のそばにいて
過ぎ行く日々を
移ろう季節を
僕にもわけて欲しい
その先には
ふれられない場所があること
わかってても
愛しさとためらいが
風の中に揺れる
できるなら何もかも捨てて
抱き寄せたい
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