過ちの一夜

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俺は慌てて ズキッとした頭を堪えながら 必死に自分を落ち着かせた 動かない腕を 外せるわけも無く 昨夜を天井に写し出し 記憶を探し出していた これから始まる未知との遭遇に バクバクと鼓動が高鳴る 余計にズキズキと頭打ちする まるで悲しみの二重奏   Zzz…     ズキッ Zzz… ズキッ ズキズキする頭 瞼を閉じ大きく息を吸い込んだ そうして再び  俺の腕の中にある大きな顔を チラ見したのだった あろうことか・・
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