其の二

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体が焼けるように熱い。 背中はヒリヒリ度が半端ない。 その痛さに思わず顔をしかめ、瞼をそっと開く。 目を開くと、痛みは消えていて、 私はとてつもなく広い、花畑に寝ていた。 ここ、どこ………? 寝起きで働かない頭を、必死に回転させる。 私……… 確か浮気現場に直面して、 それから………そう!あの男に轢かれたんだ……よね? あ!!双子は!!? 慌てて周りを見回す。 少し離れてる場所に双子の姿を見つけた。 「良かったぁぁああ」 『ばふんっ』 脱力し花畑に再び倒れこむ。 てか、ここどこ?? もう一度、周りを見回しても見えるのは無限に続く花畑だけ。 ここ天国とか? 三途の川ないじゃん…… まだ渡ってないよね? ふと、これからのことを考える。 私らもう死んじゃった? あいつにいっぺん逝ってみる?とか言っといてさ、 自分が逝っちゃダメじゃんよ。 というか、あいつの事。 信 じ て た の に…………
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