其の八

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「あ、ありがとうございます………」 「他にも何かないですか!?」 「えっ?後は………………」 って!話それてる!! 「山南さん、それは後ほど! とにかく!試してみる価値はあると思いますよ? 特に効果的なのは甘味禁止ですかね?」 やっぱそんくらいしないとね! と、近藤さんの方を見ると、少し難しそうな顔をしてから何やら頷き始めた。 これは肯定の意と、とっていいのかな………? 「うっ、うぅぅう………甘味五日間も………?」 まるでチワワのような目でそーちゃんは見つめてくる。 やだ、そんな目で見ないでよっ。 甘やかしたくなっちゃうじゃーん。 「宗次郎、まずは三日。それに挑戦してみたらどうだい? それで続けられそうなら、少しづつ日にちを増やしていったらいいじゃないか」 「近藤さん…………」 優しく見つめる近藤さん。 それにつられそーちゃんもニコリと微笑み返した。 「……うん!僕、近藤さんが言うなら頑張ってみるよっ!」 「うむ。野菜が食べれるようになったら、美味い甘味をご馳走しよう!」 「やったぁっ!近藤さん大好き!」 近藤さんPower凄まじいぜっ。 二人を見ていると親子のように見えて、微笑ましい。
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